白内障手術
白内障について

物を見るために、目の奥の方にある網膜に光を集めるための凸レンズが前方にある水晶体です。
これが加齢とともに柔軟性を失い、硬くなり、濁ってくるのが白内障です。
そうなると目薬などでは改善せず、手術しか現代科学では治療法はありません。
眼科の内眼手術では白内障が一番多い手術です。
どんな人でも70過ぎると少しは白内障が見られますが、その量、程度は様々なため、人により手術の時期に幅があります。
両眼同程度の場合もありますし、片眼をして数年、数十年経ってから反対眼が適応になる場合もあります。
白内障手術は、現在は平均5分から10分程度で、点眼麻酔で行っています。
当院手術の特徴
- 乱視の患者さんには切開の位置を考慮し、ある程度の数で適応のある方には乱視用レンズを挿入しています。
- 多焦点レンズご希望の場合はしっかりと相談の上、認可の多焦点レンズの挿入を行っています。手術代以外にレンズの代金がかかります。現在は乱視あり27万円、乱視あり29万円です。グレア、ハローといった随伴症状を気にされる方もいるものの、ほとんどの場合、慣れて快適に過ごされています。眼底の状態によっては適応でない場合もありますので、ご相談ください。
- 緑内障患者さんには症状に応じて、アイステントという眼圧を下げる効果のあるチタン製のデバイスを挿入しています。いまのところ、白内障手術の時のみ入れられるものです。一生続けなければならない点眼を1剤は減らせるといわれています。
私は医師になって以来約30年、1年も欠かすことなく白内障手術を続けてきました。東葛病院での5千例を含め1万数千の眼と向き合ってきて、いろんな目の、身体の状態の患者さんに対応してきました。現在は火曜日の昼に6,7件の手術を行っています。手術に関して不安になられる方もいらっしゃるかもしれませんが、どんな心配事でもご相談ください。ほとんどが開院当時からいるスタッフたちと真摯に向き合っていきたいと思います。
その他の特徴
緑内障のレーザー治療(SLT)
SLTとは、眼圧を低下させる効果の高いレーザー治療です。当院でもSLT治療を行っております。
IPL治療
当院では、IPL機器M22を使用し、マイボーム腺機能不全が原因のドライアイに対し、光線を照射する治療を行っております。