04-7136-1140
つくばエクスプレス、東武野田線
(東武アーバンパークライン)
「流山おおたかの森駅」西口徒歩1分

手術のご案内

各種手術

当院では、各種手術を日帰りにて行っています。
いずれの手術にしましても、手術を行う必要性、手術内容や手順などを丁寧にご説明いたします。

白内障

白内障は日常生活に支障をきたすほど症状が進行した場合に、白濁した水晶体を切除して、その代わりに眼内レンズ(人工レンズ)を挿入する手術を行います。

手術では、まず白濁した水晶体を超音波白内障乳化吸引術(専用の器具から超音波を出して水晶体を砕き、シャーベット状にして吸引する)にて取り除きます。
この際に、水晶体を包んでいる袋(嚢)の後ろの部分(後嚢)を残し、この水晶体後嚢に眼内レンズを挿入します。
なお、手術については局所麻酔下にて行い、個人差はありますが手術にかかる時間は、およそ5~10分程度です。
手術後は麻酔の効き目が薄れるまでお休みいただき、何も問題がなければ、そのままお帰りいただけます。

緑内障

当院では、緑内障と診断された患者様で点眼薬以外の治療法が有効であると判断した場合に「レーザー治療」と「手術療法」を行います。

このレーザー治療には2つの方法があり、どちらも房水の流れをよくするために行います。
ひとつは、目の虹彩という部分にレーザーを照射(照射時間は20分ほど)して切開し、房水を排出しやすくするレーザー虹彩切開術、もうひとつが詰まった状態になっている線維柱帯にレーザーを照射(照射時間は5分ほど)するレーザー線維柱帯形成術です。
ともに日帰りでの施術が可能です。

レーザー虹彩切開術

レーザー光線で虹彩(角膜と水晶体の間にある薄い膜)に小さな穴を開け、房水が流れるバイパスを作ります。
純粋に閉塞隅角の問題による眼圧上昇であれば、圧は下がります。
しかし時間が経過し、周辺に癒着が生じている場合は、このレーザー治療だけでは眼圧を下げる効果が十分でなく、点眼などを追加します。
しかし、それでも目標とする眼圧まで下がらないようなら、手術(線維柱帯切除術)が必要になります。

選択的レーザー線維柱帯形成術

房水が流れる通路(シュレム管)の手前の線維柱帯にレーザーを照射し、房水の眼外への排出をスムーズにすることによって眼圧を下げるレーザー手術です。
外来で点眼麻酔のみで行え、痛みはほとんど伴いません。
しかし、この治療は、すべての人に効果的ではなく、大幅な眼圧下降も期待できません。
また、術後数ヵ月以内に効果が失われてしまうこともあります。

手術療法について

なお、レーザー治療でも改善が困難とされる進行性の緑内障には、手術療法を行います。これは手術で人工的に新たな房水の出口を作る治療になります。
施術については、流出路再建術と濾過手術となりますが、濾過手術の場合は近隣の病院に入院していただいたうえで行います。

流出路再建術(トラベクロトミー:線維柱帯切開術)

房水の出口が目詰まりを起こしている線維柱帯を切開することで、排水効率を良くする手術になります。
術後は一時的に眼内出血が見られますので、視力が一時低下しますが、ほとんどは数日で改善します。
また、緑内障の別の手術である線維柱帯切除術と比べると、長期的な合併症が少なく、安全な方法です。
しかし、眼圧の下がり具合は線維柱帯切除術に比べると劣ります。

濾過手術(トラベクレクトミー:線維柱帯切除術)

眼圧の低下を目的とした手術で、線維柱帯の一部分を切除して結膜の下にバイパスを作成することで、房水がバイパスから流れるようにします。
また、作成したバイパスを塞がりにくくするため、傷の治りを遅らせる薬を術中に切開創に塗布します。これにより治療効果の維持が期待できるようになります。
しかし、眼圧が下がり過ぎると、視力が低下することもあるため、切開創はきつめに縫合します。
また、術後は定期的に眼圧を測定し、眼圧が上がっているようであれば、切開創を縫合した糸をレーザーによって切除し、房水の流れを調節することで眼圧をうまくコントロールします。

翼状片

翼状片は、白目の表面を覆っている半透明の膜(結膜)が、目がしらの方から角膜(黒目の部分)に三角状に入り込んでくる病気です。
進行すると鼻側から角膜中央部に向かって侵入し、翼状片が大きくなり、黒目の中央まで進行すると、視力は大きく低下します。
通常であれば、翼状片の組織が角膜に侵入すると除去するための手術を局所麻酔下で行います。
手術時間は施術方法により異なりますが、大体15分程度です。

この翼状片は結膜の下の線維芽細胞が増え過ぎたために起こる疾患であり、再発しやすい病気です。したがって手術で切除したのみでは、時間が経てばその細胞が再び増殖する可能性が高くなります。
そのため、切り取った結膜部分に患者様自身の正常な部分の結膜を縫い付けることで再発する可能性を低くする施術も行います。
この方法は、結膜弁移植、もしくは自己結膜移植と呼ばれる方法です。 切除の際に自己結膜移植術を併用した場合は数パーセントの再発率ですが、若い人(50歳未満)ほど再発率は高いと考えられています。

手術時期としては、翼状片による異物感や、ごろつくといった自覚症状がある場合、充血がひどくて美容的に気になるという場合に行われることが多いです。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は病名ではありません。まぶたが下がって、目が開けにくくなる症状のことを言います。
その原因はひとつではなく、先天性なものから眼瞼挙筋の緩みで起きる後天性の場合まで様々です。
具体的には、動眼神経麻痺、コンタクトレンズの装用が原因のもの、加齢によるものなどです。 手術を行うとなった場合は、眼瞼挙筋を短く縫いつける施術を行うことで、まぶたを開きやすくします。
手術の詳しい内容については、お気軽にご相談ください。皮膚の切除のみの場合と筋肉を縮める方法を行う場合があります。

眼瞼痙攣

眼を自在に開けるのが困難になったり、まばたきが増える状態を眼瞼痙攣と言います。
ドライアイや強い眼精疲労のように、まぶしい、眼がよく乾く、眼をつぶっている方が楽といったような症状が出ることから、これらと間違いやすいのも特徴で、なかでも中年の女性に多く見受けられます。
頭の中に病気等がないかチェックした後、この疾患の治療でよく用いられているのがボツリヌストキシン製剤治療です。
これは眼周囲の皮膚に少量のボツリヌス毒素の注射を行うもので、これにより眼をつぶりたくなる症状を弱めることができるようになります。
なお、1回注射を打つことによる効果は3ヵ月から6ヵ月ほどなので、定期的に注射を受ける必要があります。

はせ眼科
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診療科目 眼科
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